「SHIRASE 5002」見学ツアー

 係留中の「SHIRASE 5002」全景

  

日時: 平成28年3月6日(日) 11時~13時30分
場所: サッポロビール千葉工場が隣接する岸壁 (千葉県船橋市)

  

 サッポロビール千葉工場の見学メニューの1つである「SHIRASE5002」コラボレーションツアーに参加しました。
 今回参加したのは11時開始コースで、12時30分まで「SHIRASE5002」を見学し、そのあと13時30分までサッポロビール千葉工場の見学でした。
 「SHIRASE5002」の見学は無料ですが、千葉工場の見学は1,300円(大人1人あたり)が必要です。もっとも上級グレードの生ビール2杯のテイスティング(試飲)が楽しめますし、千葉工場オリジナルのグラスがもらえるので元は取れていると思います。
 JR「津田沼」駅前等からサッポロビール園行きの無料シャトルバスが利用できます。マイクロバスかと思っていましたら、路線バスと同じ車体だったので一瞬戸惑いました。

 詳細は「サッポロビール千葉工場」ホームページをご覧ください。

 http://www.sapporobeer.jp/brewery/chiba/

 船体の塗装がきれいだったので意外でした。あとで知ったのですが、年末に横浜のドックへ移動して塗り替えをしたようです。ただし、船底、甲板、構造物は省略されたようです。

 普通、自衛艦は退役すると艦番号が消去されますが、この「しらせ」の場合、艦番号の上に「SHIRASE」の文字を追加して、「船舶」でなくなったこの物体の名前を「SHIRASE 5002」とすることで艦番号を残せているのではないかと推察します。

艦橋上の露天甲板から前方を見た様子
 現「しらせ」の丸い艦首形状にすっかり見慣れてしまっていたので、普通のフネ並みのとがった形状を久しぶりに見て懐かしく思えました。

艦橋上の露天甲板の様子
 右手前の構造物は航海灯マストでしたが、2メートルくらいの高さから上は切断して撤去されていました。

メインマストの上部操舵所
 初代「しらせ」では、ここに操舵装置があり、氷海を高所から目視しながら操艦できたようですが、あまり利用しなかったためか、現「しらせ」では操舵装置が省略され、名称も「上部見張所」とされました。

艦橋内部の操舵装置
 「SHIRASE5002」は、もはや船舶ではなくなっていますが、機能はほとんど現役当時の状態のままだそうです。そのためスイッチ類には「触るな」の表示がしてあり、案内の方も「触らないで」と何度も言っておられました。

艦橋内左舷後方の「ヒーリング装置」操作盤
 燃料を左右タンク間で移動し船の揺れを低減させるものです。現「しらせ」では煙突後方に減揺タンクがありますが、初代「しらせ」では、船体内部の燃料タンクを利用していたようです。

推進装置操作盤
 初代「しらせ」は推進プロペラが3つ(3軸)あったので、操作レバーも3本あります。「ふじ」の時代に氷塊を巻き込んで右舷軸のプロペラ羽が全部欠落した経験をもとに3軸が採用されたと聞きましたが、現「しらせ」では2軸推進に戻りました。

艦橋左舷後方にあるCICルーム内部
 現役当時、限られた乗員のみが入室できたという、かなり機密性の高い区画だったようです。図面台には当時のまま南極の図面が載せてありました。

左に同じくCICルーム内部
 中央奥には昭和基地周辺の地図があります。ホワイトマーカーで航路が逐次書き込まれていたのでしょう。

第1甲板レベルにある科員食堂
 当初計画図では80人分の席が確保されていました。

左の科員食堂に隣接する調理室内にある電気調理器
 この右隣には「もやし栽培機」がありました。その他には「アイスクリーム製造機」、「パン焼き兼発酵器」、「魚焼き器」もありました。

調理室内の炊飯釜
 この大釜2つと、左の方に若干小ぶりの釜がもう1つ、あとスープ用の釜が1つありました。

ヘリコプター甲板
 今では懐かしい古いタイプのマーキングがそのままでした。メンテナンスはしてないらしく、ペイントはひび割れていました。

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